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新人理学療法士の頃

子どもの頃になりたかった職業はありますか?

はっきり決めていた人もいるだろうし、なかった人もいると思います。

私は後者でした。大人になるまでに情熱を注げるものに出会うこともなく、だけどたくさんの人に出会い、いろいろな経験をして成長していくに連れて、自分の好きなことが自分でわかるようになってきたように思います。

 

「誰かが喜んでくれると私も嬉しい」

 

一緒に喜びたいから理学療法士の仕事を選んだのかもしれません。

だって、体の動かし方を指導する職業なのに体育2の私です。どうしてあえて運動に関係のある仕事を選んだのか、研究をして何かを突き詰めるのもどうでもよくなっちゃう私は苦手なのに。私の七不思議です(笑)

だけど、この仕事についたおかげで、家で暮らす神経難病の人にも、人生の最後を家で迎えたい人にも、地域で暮らす元気な高齢者にも会うことができ、たくさんの人と一緒に嬉しい経験をすることができました。

 

生まれてくるときに理学療法士になることを決めてきた人ももちろんいますが、私はそうじゃなくて「人の喜ぶことがしたかった」だけ。

だから、その方法はなんでもいいんです。

理学療法士としてたくさんの人に喜んでもらい嬉しくなったので、今度はお花とシュガーという武器を手に入れて、また違うたくさんの人に喜んでもらい楽しみを共有していけるんじゃないかとワクワクしています。