店長ご挨拶

Angle Florets 店主

人と人の真心を花のバトンで結ぶ、フラワーデザイナーの葉月です。

理学療法士として働き始めて23年の間に、たくさんの人と出会い、人に触れる仕事を通じて喜びや悲しみの感情を人と人が分かち合う場面を経験してきました。

私と出会うことで、自宅ではない場所で暮らしていても、毎日の生活の中の楽しみや生きがいになってもらえることを目指してきました。

理学療法士として人の気持ちに寄り添ってリハビリテーションを行ってきたことで、人の気持ちに変化を起こす花贈りが生活の変容を起こすことを体感しています。

五感を通じて伝わる花からのメッセージは、元気になって欲しい人に活力、希望、笑顔を与え続けます。

人と人の真心を花のバトンで結び、たくさんの方の笑顔を増やすのが私のミッションです。

Angel Florets(エンジェルフロレッツ)について

Angel Floretsは イータブルアート認定講師の資格を持つフラワーバトンデザイナーと一緒にフラワーアレンジメント「フラワーシュクレ」、食べられるシュガークラフト「イータブルアート」を贈る、贈られる、学ぶ、楽しむための場所です。

お花とシュガーが真心を伝え、つながった人々が笑顔になりますように。

そして、モンゴルと交流のある店長がMade in Mongoliaの知られざる魅力を伝え、その大自然のぬくもりを経験した人が笑顔になりますように。

みなさまと成長していくAngel Floretsでありたいと思っています。

 

モンゴルの魅力

魅力あふれる広大なモンゴルモンゴルはこんなところ

モンゴルは、日本の約4倍の国土に総人口が約330万人、首都のウランバートルには総人口のおよそ半分の約160万人が暮らす国です。

首都のウランバートルはビルやマンションが建ち並び、人と車の多さにびっくりする大都会なのです。しかし、国土の45%が草原、35%が砂漠のモンゴルですから都心から40㎞ほど離れると主要道路以外はただの草原になり、遊牧民のゲル(モンゴル式住居)が点在する地域に入ります。

遊牧民族は家畜をとても大切にし、肉はもちろん皮や毛もまるごと自分たちの生活に役立てています。干し肉も、馬の乳でつくる馬乳酒も、牛の乳でつくる保存の利くチーズも、寒い冬でも食べものに困らないように大切にいただくための昔からの知恵です。

家畜は食料である草がなくなる冬は痩せた体で寒さをしのぎます。夏は栄養豊富な草を食べ適度な雨にあたり良く運動します。そうやって厳しい自然環境の中で放牧された家畜たちをまもるウールは、遊牧民も寒さから守ってくれる大切な防寒用品になります。

ウランバートルで生活していても、休暇になるときれいな空気を吸いに田舎へ行くのがレジャーです。私が仕事で行っていても休みの日には必ず誰かが草原へ連れ出してくれます。初対面でも、牧場主や蜂蜜農家のおじさんは、馬に乗りに行こうと誘ってくれるし、釣具屋のおじさんは700㎞先へ川釣りに行こうと誘ってくれる。そんなみんなが大好きな田舎の楽しみ方を二つ紹介します。

遊牧民の家に突撃訪問

ウランバートルからわずか30㎞ほど行くと主要道路以外はただの草原。遊牧民のゲル(モンゴル式住居)が点在する地域に到着します。

モンゴルの方との交流

途中の市場で肉などの食材を買い込み適当に見つけた遊牧民の家を突撃訪問し、火元を借りて調理をし、家主さんへお礼もかねて一緒に食べるのが私の友人の休日ドライブの楽しみ方の一つです。

この日も草原を1人で歩いているおばあちゃんを発見し、かまどを借りる交渉開始。友達がモンゴル風のやきそばを作り、できあがった頃おじいちゃんが馬に乗って帰ってきましたが、見知らぬ私たちに驚くこともなく、あたりまえに馬乳酒でおもてなしをしてくれるのです。

お別れの時、涙ぐみながら旅の安全祈願のおまじないで馬乳酒をまいて見送ってくれたおばあちゃんの顔が今でも忘れられません。

走った場所が道路になる草原

目的地の国定公園を示す看板を右折して草原に入ると、途中ふたまたに分かれた道があり、迷いつつ我々を乗せた車は右へ進みます。この時点で道を調べないところがモンゴル流なのでしょうか、案の定違う集落に到着してしまいました。

天使のつぶやき②迷子になった草原でも「走ったところが道路」の草原。間違っても来た道を戻るのではなく、そこから目的地方向へ続く道を見つけるために草原を走りながら出会った人にたずねます。聞く度にちょっとずれた方向を教えられ、ついに道がなくなり360度見渡す限り草原の丘。GPSも切れています。

こんなところで迷子になったらどうなっちゃうんだろうと不安に思うのでしょうが、モンゴル人はなぜか慌てないのです。たぶんこっちだと思う、という野生のカンを頼りに進むと、なんと目的地へ無事到着でき、別便で向かった友人とも感動の再会を果たすことができました。森の中なら間違いなく遭難していたと思いますが、モンゴルの草原なら迷子も楽しい冒険になるのです。

自然の中にいることがあたりまえだった昔から、衣食住では自然の恵みを無駄にせず使い切り、楽しみも学びも自然の中にあるモンゴル国は、何度訪れても新しい発見があり楽しみが尽きません。

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