Vg̃uO

利用者さんが生けました

理学療法士がひとり休みになり、彼女が担当していた機能訓練+レク企画の石けんづくりのお手伝い。

グリセリンソープを溶かして冷やすだけの簡単石けんづくりですが、好きなアロマオイルを選び、好きな色を選ぶ。「好きなものを選ぶ」というのが頭のトレーニングになるんです。

80代から90代の女性4人と40代の私。「女三人寄ればかしましい」という言葉どおり、作り終わったあともデイルームに戻らずおしゃべりが止まらない私たち。

Aさん「4○歳って若くていいわねー」

私「このあと(の人生)何やればいいかな」

Aさん「好きなことやればいいのよ」

Bさん「でも若いときって好きなことがわからないこともあるでしょ?」

Aさん、Cさん「ちょっとやって好きじゃなければやめればいいから、いろんなことちょこちょこやってみればいいのよ」

Dさん「そうそう、そのうち好きなこと見つかる」

 

石けんづくりで好きなものを選ぶトレーニングをしてもらっていた利用者さんに、なんでもいいからやってみて好きなものを見つけなさい、と逆に(?)教えてもらいました。

まさに、私にとって今年の誕生日まではだめならぱっとやめてもいいから、いろんなことをやってみる始まりの年。

そんなことを知ってるはずもないんだろうけど、長年生きてきた経験から語る言葉はまるで神のお告げかと思うように、私に必要な言葉なことが多いんです。

そしてBさんの「何が好きかわからないでしょ」という言葉も私の心を代弁しているかのような一言。彼女とは20年以上のお付き合いなんです。

彼女が障がいを持って初めて担当したのが当時新人理学療法士だった私。

なぜか気が合ってかなり突っ込んだ人生相談をお互いしていた若いころの私たち。

私がデイサービスをはじめた時に再会し現在に至るのです。

だから、私が考えていることがわかるのかもしれません(笑)

 

私をかわいがってくれる皆さんに支えられて、大切な言葉をたくさんいただいて、こんな私もここまで大人になりました。これだから、私を成長させてくれる方たちと関わることができるお仕事はやめれられません(^^)

それが、運動でも石けんでもお花でも、私は何でもいいんです。その人が好きなことでリハビリをするのが一番だと思います。